Semi-Charmed Life

不定期更新

日々の焦燥

またひとつ歳を重ねて、年々、焦燥感が増してきている。

学生時代は何も考えていないくせに自分の可能性なんかを楽観的に考えていて、働き始めてからも忙しさを言い訳にスキルアップもままならず、気づいたら30歳より40歳が近くなってしまった。今年の春に熟考の末、転職活動したことが大きなきっかけで、転職に年齢が足かせになる歳になってしまったことを知った。履歴書も書いてて、自分に何があるのだろうと自問自答。結果、失敗。世間的には悪い会社ではなく、給料も悪くはない。それは認めるところ。でも、この会社で今のような仕事をこれからやっていくことに今は楽しみを見いだせない。
今日の情報処理試験は普段関わっていない分野で勉強不足だったため、昨日の過去問で心折れてしまった。資格を舐めすぎだ。気持ちだけが先走り、数ページだけしか読んでいない本が日々積み上げられている。
一度、リセットして一歩づつ進めようと思いながら、時間だけが過ぎてゆく。

ジュラシック・ワールド

シルバーウィークの最終日、ジュラシック・ワールドを観にいった。

一作目のジュラシック・パークも映画館で観ていたことと、今作は結構評判が良いらしいので、映画館で観ておこうと思い、急遽、観に行くことにした。

一作目の頃はシネコンはまだなくて、映画も普通に立見があった時代だった。小中学校の頃、映画館で観た印象深い洋画の1つであるジュラシック・パークは、自分にとって娯楽映画、大作映画の基礎となる作品(他にはティムバートンのバットマンターミネーター2)。分厚かった原作小説も読んだ。ジュラシック・パークそんな映画なのでそれから観なおしたことはなかったはずなのに、ラプトルの活躍、20ウー博士など、忘れていた記憶が蘇り、中学生から中年の年齢になった自分はちょっと涙が出てしまった。
典型的な娯楽映画、スピルバーグ映画として良作だと思います。
クレア役の女優ブライス・ダラス・ハワードも最初はなんとも思わなかったけど、物語が進むにつれてどんどん魅力的になっていった。ヒールの靴で全力疾走、甥っ子がいるキャリアウーマン設定のためと思われる中年?な役作りを含めて、良い女優だと思いました。その後、ネットで調べたら、ジュラシック・ワールドのイメージより美人で驚いた。他にも大作に出演していたのに最近は映画情報にすっかり疎くなってしまった。

Power to the People

戦争法案とか抑止力とか、実はあまり本質ではなくて、アメリカに対してのポーズなのだと思う。
竹島尖閣諸島などの領土問題に対しては、自分も毅然とした態度をという意見だ。
でも、内閣官房が出している資料でその辺りで起きていることについては閣議決定で法整備なしって記載で、きっと他国も今まで通り武力行使にならない程度の駆け引きを仕掛けてくると思っている。
だから、それに対しては今と変わらず何もできない。
そういうこともあって、現時点では抑止力とか言われても説得力がないし、それより強引さが目立つので反対派。他にやることがあるはず。

Don't trust anyone over 30

今の安保法案に対する意見はいろいろとあると思うし、あるべきだと思う。

www.huffingtonpost.jp

プレゼンの鉄則の3つの意見などを用いたプレゼン。文章でしか読んでいないけど、手段として理解していても日本人でこれぐらいのレベルはあまり見かけない気がする。しかもデモのときとは異なり、きちんと場をわきまえた言葉であり、特定の攻撃でもない。でも、出だしに少し嫌味を入れる。これだけの発言をできる政治家が今どれだけいるだろう。

 

今回の件はどちらかというと反対派ではありながら(ロックを聴いてきた人種なら基本的にはそういうスタンスになると思っている)、立ち位置を明確にせず距離を少し置いていたところがあったけど、この一件で明確にSEALDsを支持してもいいかなと思った。注文をつけるとすれば、プラカードとかがもう少しカジュアルになって、デモのときも汚い言葉がなくなればもっといい。

 

www.ele-king.net

Snoozerかと思った。絶望、絶望ってデビュー時のスーパーカーのインタビューか。

 

勉強不足だってなんだって、行動を起こして、国会議事堂の中で中央公聴会という場で意見陳述したということは快挙であって、賞賛されても批判されるようなものではない。気づけばオジさんの年齢になった自分は若者を応援したい。

Girls Just Wanna Have Fun

Cyndi Lauperのオリジナルだと思っていたけどカバーだったって知らなかった。

Power Popな曲調というのも驚き。


Robert Hazard - Girls Just Wanna Have Fun - YouTube

オリジナルも良い曲だけど、Cyndi Lauperの曲をPower Pop調にカバーしてるように聴こえてしまうのは仕方がないこと。


Katy Perry & Nicki Minaj-Girls Just Wanna Have ...

YouTubeで続けて流れてきたKaty Perryバージョン。ケイティってUnpluggedでFountains Of Wayneのカバーしてるだけあって、Power Popな曲調が多くて結構好きだったりする。

戦争と一人の女

今日は東京から福岡へと新幹線で戻ってきた。
新幹線の中では帰省中のいろいろな疲れのため、寝たり起きたりだったけど、坂口安吾の戦争と一人の女、続戦争と一人の女、夢野久作の短編を読んだ。
安吾堕落論は高校か大学時代に読んだ記憶がある。もっと過激なことを期待していたが期待通りでなく、時代が違うからかなといった記憶しかなかったが、この歳になり読むと若かりし頃とは違う感じ方がある。これまでの経験がまた読後の感想を形成するのだな。
ドグラ・マグラは常にそろそろ読もうと思う積ん読本の代表格であり、いつも最初の数十ページで挫折し、角川文庫だかの表紙のイラストのイメージしかなかった。今回、短編を読んでみて、好きだった江戸川乱歩と同じ世界感があり、やはり早いうちに一度は読まないとと思った。あの文体は好き嫌いがありそうけど自分は好きだ。
休みの期間、久々に短編ながら小説を読んだけど、所謂文学って高校生ぐらいで読んで何を思うのだろう。人間失格、こころなども基本的に男女関係が物語の軸となっていると思うけど、そんな経験がない自分にとっては当時他人事でしかなかったな。

読書の時間

今年は祖母の初盆ということで一昨日から東京に来ている。今回、博多から東京への移動は新幹線にしたこともありiPadでゆっくりと本を読めた。iBooksにある無料の本の中であ行から順に気になるものをダウンロードしておいたので、芥川龍之介から始まり、エドガー・アラン・ポーなどの短編を読んだ。
自分にとって最近の読書は強迫観念から読んでいるところもあるんだけど、小説の類をまとめて読んだのは久々だったので新鮮だった。
小説の場合、自分は読者を突き放して終わるようなものが好きだな。