Semi-Charmed Life

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クロスビート休刊で思うこと

クロスビートが来月で休刊になる。
今の正直な感想は、やっぱりそうなったかってとこ。
この一年ぐらい書店で見かけると、紙面のサイズが毎月変わったり、価格が昔に比べて1.5倍ぐらいになってたり、カラー頁が減っていたりと、かなり怪しい状況だった。
高校時代、ロッキンオンではなくクロスビートを読んでいた自分としては少し寂しいところもあるけど、時代に適応できなかったんだろうと思う。
クロスビートって、ロッキンオンや過去にあったスヌーザーなんかに比べると、得意分野はあるものの、ライターの思想っぽい要素は少なく、たんたんと事実を伝える情報誌のイメージだった。
インディーズバンドが好きだった自分にとってはだんだんとメジャーなアーティストにページが割かれていったことと、多感な悩み多き時期だったので、音に物語をプラスしてくれるような要素に惹かれて、購読自体は一年程度で終わってしまっていた。その後もたまに立読みはしていたけど。
今の日本では、洋楽の人気は下降の一途らしいし、好きな人は音も簡単に聴けるWebで情報収集するだろうから、購読者も減少していっていたと思う。
そのような中で新たなメディアがライバルとして存在している今、紙媒体でやり続けるには相当考えてやらなきゃいけなかったと思う。
でも、立読みする限りでは、クロスビートならではって要素はほとんど感じられなかったな。寂しくもあるけど、当然の結末だったんだろうな。